こんにちは。
10月に入り、だんだんと寒くなってまいりましたね。
三輪設計ではウォームビズが始まり少しずつ冬支度を進めています。
個人的にはこの季節の落ち着いた街の雰囲気がとても好きで、
最近では休日の街歩きが習慣になっています。
さて、心地の良い10月の土曜研修では、『はんだ建築まつり』という催し物に参加しました。
愛知県半田市に点在する過去から現代までの優れた建築物が期間中特別公開されていて、
重要文化財や料亭・酒蔵を見学することができます。
こちらは「半田赤レンガ建物」という史跡です。
赤レンガ積みとハーフティンバー様式が特徴的な外観で、明治時代にビールの醸造所として建てられたもので、当時ビール生産が盛んであったドイツで基本設計が行われ、日本橋の設計で有名な妻木頼黄が実施設計を行った建物になります。
戦時中は衣糧倉庫として使用され、外壁には戦闘機が放った銃弾痕が生々しく残っていたりと、当時の様子が垣間見えます。
こちらは「春扇楼 末廣」という明治15年に建てられた施設で、明治天皇の行幸の際に使用された半田市内屈指の高級料亭になります。
鮮やかなベンガラ色で装飾された門構えが素敵ですね。
他にも明治に建てられた洋風住宅や日本最古の現役駅舎を見て回り、市内を街歩きしながら、充実した研修となりました。
残念ながら、この催し物は終わってしまいましたが、一般公開されている施設もいくつかあるので、一度訪れてみてはいかがでしょうか。半田市おすすめです!