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鉄骨造物件見学(豊田室スタッフ)【名古屋本社】

2023/12/5

設計業務の大半がRC造マンションの弊社、S造・SR造に携わる機会が少ないのが現状です。

ですが先日、施工中の鉄骨造の店舗物件を見学する機会を設けていただきました。

 

5年目の私ですが、つい最近S造のアプローチ庇部分図を描くために学生時代の参考書をあさり、メーカーさんから参考図を貰い、それでも首をかしげてネットの海をさまよいながらなんとか作図した直後だったので思ってもない嬉しい機会でした。

 

普段RC造の図面だけ描いていると、S造ってほんと描けません、、、

具体的には部材と部材の取り合いが。
おそらく鉄骨柱が決まったピッチごとに並んでて、H鋼の梁がかかってて、壁はALCパネルで、床はH鋼から何かしらしてモルタル打って置床してるんだろう、、、
じゃあ、そのH鋼はどうやって鉄骨柱に取り付いてるんだ、、、?どんな部材にモルタル流して床ができるんだ、、、?基礎の立ち上がりはどこまでが躯体でどこからALCなのか、、、屋根の防水納まりはどうなっているんだ、、、

ここまでの独り言でどれほどS造の知識に乏しいか、弊社の若手社員なら自分事として震えたことでしょう。(ですよね?)
そもそもS造図面に記載してある鉄骨材の数字の意味、わかりますか?

何とも恥ずかしい話です。

 

 

まずは屋上から。
この物件は屋上に駐車する必要があったためにRSLから躯体を1200mm程立ち上げていました。万が一、車が衝突しても乗り越えない為です。二重にアルミ笠木が付いているイレギュラーな防水納まりで面白かったです。

 

 

鉄骨階段を下りて下階に行きます。踏み面の部分にモルタルを流してるの知っていましたか?少し考えたらそうかとも思いますが、今まで生きてきた中で絶対に一度は踏んでいるはずなのに意識してないと気付かないものですね。

 

 

室内の壁は一般的にLGS下地を用います。
普段はRCの壁か木軸壁ばかりなので、どこもかしこもランナーが走っているのが新鮮でした、H鋼梁の下にもランナー入るんですね。

 

 

スタッドに振れ止め用の穴が開いてるやつあるのか、、、なるほど。

またこの物件は二層吹き抜けの販売スペースがあり、天井フトコロが高く、
天カセエアコンの納まりをまじまじと見られたのも貴重でした。

 

 

マンションだったら共用部のエントランスくらいしか天カセエアコンが入るエリアが無いので、吹き出し口はよく見ていても天井から吊っている状態は現場に行ってる人間しか見れません。重そうな天カセエアコンをブレースを組んで天井から吊り下げています。冷媒管等の必要管も丁寧に吊ってありました。

 

 

開口部の考え方もRCとは異なります。S造では開口部が大きくとれる代わりに、その分ガラス等の荷重で壁だけでは耐えられなくなることがあるため、その場合、窓サッシ下部にH鋼を入れて持たせているとのことでした。

S造の細部を図面と現場の両方で直接確認できる学びの多い見学となりました。
貴重な機会を設けていただきありがとうございました。