クレヴィア調布国領集合住宅

物件の詳細

物件情報

用途 集合住宅 竣工年 2018
所在地 東京都調布市 構造・規模 RC造10階建

外観:本物件のメインキーワードである『雄弁さ』を建物の形へとイメージ展開させました。

本物件は、【アヴェニューテラス】【ブリーズテラス】【カームテラス】の3棟各々を2層のゲートブリッジで繋ぐ構成となります。迎賓のエントランスは2層吹抜けとすることで高さを強調し、建物の『顔』としての存在感を演出しています。3棟を繋ぐ「ゲートブリッジ」は、分断された3棟を一つに束ね基壇を構築し、安定感や安心感のあるデザインを印象付けています。列柱をモチーフとしたデザインとすることでリズムを与え、列柱間をガラスで構成することにより外と内との繋がりを持たせ閉鎖感を軽減し、ゆるやかな境界を張るセキュリティの機能を持たせています。

エントランスは、駅に最も近い位置に配しました。「ゲートブリッジ」と一連のデザインとし、2層吹抜けとすることで玄関としての存在感を与えます。また開放感のある風除室は、外部から自然な流れで室内へ繋がる中間領域と位置づけます。風除室(アトリウム)を抜け、グランドエントランスに進んだ先には『飾り壁(アート)』があしらわれ、訪れる方々に雄弁に語りかけます。一歩また一歩と踏み入れると、オーナーズラウンジ越しに静寂の宿るシーズンガーデンが出迎えます。

調布市は「緑」を過去から現代、そして未来へと守り繋いでいくことを大切している。市民が愛する「緑」を本計画においても重点課題とし、居住者だけではなく調布市民に愛される物件を目指すため、本物件では『憩い(オアシス)』、『繋がり』をコンセプトに外構プランを計画しました。
計画地の道路沿いには豊かな植栽を配し、敷地全体を緑のカーテンで包むことで『憩い(オアシス)』を創出しました。狛江通り沿いのマークスガーデンは、単に樹木を配するのではなく立体的かつリズミカルな植栽計画とすることで、象徴的な『顔』を演出する役割を果たします。西側の歩道沿いにはゲートブリッジの列柱に合わせて樹木を列埴することで、居住者や周辺住民の方々の憩いとなる並木道を形成しています。また南側の歩道にも樹木を配することで建物による圧迫感を軽減し、周辺住民への配慮をしました。