皆様、初めまして。
今年、インドネシアから三輪設計に入社した、新入社員です。
インドネシアと比べて、日本の夏は湿気が多く、とても日差しが強く感じます。
皆さんが元気に過ごされていることを願っています。
先日、お盆休みの終わりに、日本の夏の暑さに驚きながらも、大阪・万博2025に行ってきました。
計画不足により、予約が必要なパビリオンには入場することができなかったため、
多くの国の小さなブースが集まった共通エリアを見学してきました。
行列なし、予約なしで入ることができた唯一のパビリオンは、アラブ首長国連邦のパビリオンでした。
設計は石上純也氏で、ナツメヤシの幹をイメージしたデザインです。
大阪の暑さの中、このパビリオンに入ると、まるでオアシスの中に入ったような気分になりました。
パビリオンは農業廃棄物を利用したナツメヤシの幹で作られています。
ちなみに、今年の9月には石上純也氏のセミナーに参加する予定なので、
彼の今回のパビリオンや他作品について直接話を聞けることを楽しみにしています。
パビリオンだけでなく、最も注目される建築物は藤本壮介氏設計の「大屋根リング」でした。
英語では「ザ・グランドリング」と呼ばれています。
日本の杉と檜で作られ、世界最大の木造建築物としてギネス世界記録に認定されているそうです。
歩行者用通路として、雨や日差しから来場者を守る機能を持ちながら、
木材をコンクリートの代替として使う可能性も示すデザインです。
大屋根リングの上で歩くと、万博のエリアを新しい視点で眺めることができ、鳥瞰図のように全体を見ることができます。
下からではあまり見えない建物のディテールも、上からならはっきりとわかります。
また、万博のスケールの大きさも実感することができました。
日本での初めての夏に万博を訪れることができ、
さらにはお盆休み終盤の人の大混雑に巻き込まれるという「夏のフルコース」も味わうことができ、
忘れられない体験をすることができました。
万博2025に行かれた方、万博を体験された感想はいかがだったでしょうか。
夏はまだまだ続きますが、皆さん、水分補給に気をつけて、健康に過ごしてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。