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タイルの魅力に触れる (鶴見室スタッフ)【名古屋本社】

2025/7/18

こんにちは。

4月に入社いたしました、新入社員です。

入社してから約3か月経ちました。不慣れな部分もまだありますが、精進しております。

 

今年は梅雨明けも早く、暑い日々が続いていますね。

みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 

さて、6月の土曜研修では、タイルメーカーのMaristo様にご協力いただき

名古屋市栄にあるショールームの見学と岐阜県多治見市にあるタイル工場を見学に行ってまいりました。

今回は、その1つ立風製陶株式会社様の工場見学での様子をお届けします。

 

タイルは製造方法として大きく分けて、乾式製法と湿式製法の2種類があります。

乾式製法とは、水分が7~8%の土を使い、高圧で圧縮することにより成形していきます。

一度に多くのタイルを成形することができるのが特徴です。

湿式製法とは、水分が20%の土を使います。その材料をところてんを作るかのように機械で押し出し、

カットして成形していきます。焼き物特有の温かみを感じられるのが特徴です。

 

こちらの工場では乾式製法のプレス成形を採用されていました。

 

写真がタイルの原料となります。

 

かなりさらさらとした見た目でこれが本当にタイルになるのかと驚きました。

こちらを高圧機械でプレスして成形していきます。

 

こちらが、プレスする機械と成形中のタイルの様子です。

タイル表面を装飾する役割を持つ釉薬をかけた後、乾燥させます。

タイルを写真のように1つ1つ空気が均一に回るよう並べ、乾燥炉に入れて3~5日乾燥させます。

 

ついに焼きの工程です。

青い火が見えますでしょうか。

このような機械で、火加減を調節しながら、約20時間かけて焼いていくそうです。

 

焼き上がったら人の目で1つ1つタイルを見ていき、製品が基準に達しているか確認していきます。

私には違いがわからないくらい色、形などすべて検査されていて、タイルへのこだわりを感じました。

 

今回は、タイルの工場見学の様子を取り上げさせていただきました。

ほかにも製法の違う湿式製法を行うタイル工場も見学させていただきました。こちらは、1つ1つ職人さんが手作業で成形していて、同じタイルでもさまざまな製法があるのだなと感銘を受けました。

 

学生では体験できなかったことに多く触れ、タイルについての関心が深まる土曜研修でした。

みなさまもタイルのルーツに触れてみてはいかがでしょうか。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。