こんにちは!!
春の陽気を待ち侘びて、寒い日を偲んできましたが春は通り過ぎてもう初夏の気温になるらしいです…
春と秋の湿気温が1番過ごしやすいのに、期間は短い、花粉は舞うでもう地球さん勘弁してくださいって思っています。
ところで今月は、2025年の年明け早々に開催した社内コンペティションの話題を取り上げます。
コンペの名前は「三輪設計 第1回 VPコンペ」!
三輪設計の歴史の中で初めて?開催されたコンペです。
設計をする上でこの敷地にはこれだけの建物が建ちますよ!とお施主様に企画図をお渡しするのですが、
これはボリューム(VP)、企画図と呼ばれ単線で間取りが構成され、必要な情報以外はほとんど記載されていない簡潔な図面になっています。
パッと見るとそこまで難しい印象は受けないのですが、実は奥が深いのがこの企画図。
提案した企画図がお施主様に気に入られたら内部プランなどの本格的な設計に移っていくのですが、この企画図に間違いがあれば当然プランに影響があります。下手をすれば建物が建てられなくなる可能性すらあります。
なので建築基準法、バリアフリー法、都市計画法、地域の条例…などなど様々な条件をクリアする必要があり、全てをクリアできる状態で仕上げなければなりません。
見た目は至ってシンプルですが、見えないところに膨大な情報を抱えているのです。
なのでこれを創れる人はごくごく少数に限られているのが現状です。
前置きが長くなりましたが、このVPコンペではそんな企画図を創れる社員を増やし、ついでに法令に対する理解を深めることで業務の質も向上しちゃいましょう!というのが目的です。
内容はというと、お題はVPを長年やられてきた方に選定していただきました!
用途地域は商業地域!日影規制がないため自由度が高そうだな~、と思いきや敷地形状が三角形+絶対高さの制限があるじゃないですか。
それに日照が有利になる南東方面にはお隣さんの建物が、中々の痺れる難易度ですね~
作品の募集期間は2週間!
初開催の上、VP作成自体初の社員さんもいるので2週間の間、VPってどうやって作るんだろう、どうやったらこの敷地クリアできるんだ!?
なんて感じで社内が盛り上がっていました。(多分)
2週間の募集期間が終わると、次はコンペの審査に入っていきます。
審査は社長を含めベテランの方々が忙しい合間を縫って厳正に順位と講評をつけてくださいました。
審査は5つの審査ポイントをもうけて点数をつけて優秀賞を選定、最優秀賞・特別賞は優秀賞の中から審査員の投票式で選定しました!
審査が終わるといよいよ賞の発表と講評会になります。
講評会ではまず、審査員の方々がどんな点で審査したのか、この敷地の設計で重要になるポイントを解説していただきました。
また、この敷地だけでなく重要だけど見落としがちな点も解説していただけたので直近の業務でも応用することができました!
次はお待ちかね、賞の発表です!
賞は優秀賞、最優秀賞、特別賞があり、最優秀賞と特別賞の受賞者は発表のあとちょっとしたプレゼンをしていただき、賞品が贈られました〜
分厚いですね〜何が入っているんでしょう。
講評会の後日、応募していただいた作品にはそれぞれ審査員の方に講評をもらったので各社員に紙面でフィードバックをして、さらに後日各室でフィードバック会も開いていただきました。
このコンペをきっかけにステップアップできた社員が増えるといいですね!