「立秋」とは名ばかりで猛暑の毎日ではございますが、いかがお過ごしでしょうか。
私にとって、初めての名古屋で過ごす夏でしたが、地元の夏よりも段違いに暑く驚いています。
しばらくは暑い日が続くようですので、くれぐれもお体にお気を付けてお過ごしください。
さて、8月の土曜研修では愛知県美術館で開催されている展示会「アブソリュート・チェアーズ」を見に行きました。展示されている椅子の中には、座ることのできない椅子が多くありました。製作者の思想を反映させるために椅子が使われていて、普段意識しない内容が多く刺激的な時間になりました。
作品の展示のされ方に注目すると、「照明」の効果の偉大さに気が付きました。
展示室の中央に作品が配置されています。作品には「照明」が下から当てられ、非日常さや少し近づきがたい雰囲気を感じます。光が透き通るという作品の特徴を活かした、魅力を表現するための展示の仕方になっていますね。
多くの椅子が球状に吊られて展示されています。この展示室は他の室よりも薄暗く、作品に多方面から弱い「照明」が当てられています。床や壁に浮かぶ無数の影が、作品の異質さをより強調しているように感じました。
ものの魅力や居心地の良さを感じた際に、自分がそう感じた理由を考えてみると新しいことに気づくきっかけになるかもしれませんね、
最後まで読んでいただきありがとうございました。